オナ禁

「ゴリマッチョがモテない」「細マッチョがモテる」は科学的に報告されている。理由、エビデンス

(この記事は8で読めます。)

残念ながら、「筋肉がある」→「必ずモテる」ということはありません。

そんな事実がまかり通っていれば、マッチョを求めた女子がゴールドジムに殺到してしまいます。しかし、

  1. 筋肉量が多ければ女性の目に魅力的に映ること
  2. 一方で、筋肉量が多すぎると魅力が落ちること

が報告されています。

論文タイトルは「なぜ筋肉質な体はセクシーなのか

“Why is muscularity sexy? Tests of the fitness indicator hypothesis.”

この論文を2段階で解説していきます。

読むのがしんどい方はお気に入りに登録するなどして、後で読んでいただければと思います。

筋肉量が多ければ女性の目に魅力的に映る

カリフォルニア大学のFrederickらは、大学の女子生徒141人(平均年齢20.4歳)を対象に実験を行いました。(参考文献①)

手続きとしては以下。

  1. 筋肉量脂肪量が異なる男性の画像6つを見せる。
  2. それぞれの男性について
    性的魅力(Sexual Desirability)
    ・肉体の優秀さ(Physical Dominance)
    ・恋人への誠実さ(Commitment)
    ・性格の不安定さ、凶暴性(Volatility)
    をどれくらい感じるか(0~100)問う。

筋肉量:Slender=Typical=Cubby <Toned <Built <Brawny

脂肪量:Toned=Built=Brawny=Slender <Typical <Cubby

結果は以下です。

この記事において注目してほしいのは左端のグラフです。

性的魅力は Build > Toned > Brawny >その他3つ

となっています。

この結果から言えること

  • 脂肪量が少ないほうが魅力的である
  • 筋肉量は多いほうが魅力的であるが、多すぎると魅力がちょっと下がる?(BuiltやTonedよりもBrawnyは少し低い)

著者は、多すぎると魅力がちょっと下がる?という部分に注目してさらに極端なゴリマッチョに関しても性的魅力の検証をすることにしました。

筋肉量が多すぎると女性に対する魅力が落ちる

Frederickらは大学の女子生徒(平均年齢19歳)を対象に、筋肉量が異なる男性の体格が描かれたシルエットを見せて、魅力的に感じる体型を選択させました。(参考文献①)

提示されたシルエットは以下。左からimage1~8としています。

その結果、筋肉量の多い体型ほど魅力的に感じることが示されました。

加えて、筋肉量の多すぎる体型は魅力がないことも示されました。

筋肉量と魅力度は「逆U字型」の関係にあることが示唆されています。

筋肉量が多ければ魅力的に映りますが、多すぎると魅力は減少してしまうのです。

なぜ筋肉量が多すぎると魅力的ではなくなってしまうのでしょうか?

それはテストステロンが原因とされています。

筋肉量が多くなるとテストステロンの分泌量も増えます。テストステロンの量とトレードオフの関係にあるのが免疫機能です。テストステロンの過剰な分泌は、免疫機能を低下させることが報告されおり(Lassek WD, 2009)、Frederickらは、この免疫機能の低下が魅力の低下につながっていると推察しています(Frederick DA, 2007)。

過剰な筋肉量は健康的ではないと判断されてしまうのです。

健康的でない→劣等なオスであるという評価から、魅力は落ちるということが考えられれます。

まとめ

「なぜゴリマッチョがモテないか」「なぜ細マッチョはモテるのか」という問いはたびたび物議を醸します。

強いボス猿がどのような体型であるかということを考えると結局は

「強靭な肉体でありつつ柔軟性も持ち合わせる、攻撃力の高そうな肉体」が魅力的であるということですね。

参考文献

①Frederick DA, et al. Why is muscularity sexy? Tests of the fitness indicator hypothesis. 2007 Personality and Social Psychology Bulletin, 33, 1167-1183.

②Lassek WD, et al. Costs and benefits of fat-free muscle mass in men: relationship to mating success, dietary requirements, and native immunity. Evol Hum Behav. Elsevier Inc.; 2009; 30: 322–328.